日本酒の学校 開校

日本酒と聞くと悪酔いした、おじさんの飲み物といったイメージが先行し敬遠する人も多いのですが、最近の日本酒は本当に美味しいんです。その魅力を知らないなんてもったいない!このコラムで日本酒について勉強し、自分好みの銘柄をさがせる人を目指しましょう。管理人も初心者ですので一緒に勉強し知識を増やすお手伝いをさせてください。

日本酒は悪酔いするの?

日本酒に限らずアルコール飲料は飲みすぎると悪酔いします。日本酒は口当たりがよいのですいすい飲むことはできるのですが、アルコール度数が15~18度と高いため、ビール感覚で飲んでいると次の日に大変なことになったりします。管理人も何回か失敗しました。

結論を言うと適量を飲む程度で悪酔いすることはありません。「悪酔いする」というイメージは三倍増醸清酒さんばいぞうじょうせいしゅ三増酒さんぞうしゅ)のイメージが払しょくできないためだと考えています。

三倍増醸清酒とは

第二次世界大戦後の米不足の際に日本酒不足と税収を補うために副産物の添加が許可されました。醸造した日本酒へ醸造アルコールを加え、さらに糖類(ぶどう糖・水あめ)、酸味料(乳酸・こはく酸など)、グルタミン酸ソーダなどを添加して味を調えることで、製造された日本酒の量が3倍に増えることから三倍増醸清酒(三増酒)と言われました。

べたべたした甘いお酒であまり良い印象は持たれず、戦後から2006年の酒税法改正まで製造されていたことから、このお酒を大量に飲んで失敗した方々の記憶から「悪酔いする」が定説になってしまったと予想されます。

酒税法改正以降はどうなった?

三倍増醸清酒は「清酒」として認められずリキュール類や雑酒に分類されるため、現在は三倍増醸清酒の日本酒(清酒)は存在しません。

最近までの日本酒の動向

昭和の時代は三倍増醸清酒が多かったことは事実ですが、1970年代半ばにおこった地酒じざけブームを通じて清酒へ高い品質を求める声が多くなり、アルコール添加量が少なく糖類などを添加していない本醸造酒ほんじょうぞうしゅや、純米酒じゅんまいしゅなどの生産が増え始めました。

平成になるとフルーティーな日本酒の誕生にともない吟醸ぎんじょうブームが起こり、流通網の整備やインターネットの普及により地酒の入手が簡単になりました。

1995年に製造された十四代じゅうよんだいは当時「淡麗辛口」が日本酒と言われていた時代に「芳醇旨口」のフルーティーな吟醸香が人気を博し、現在でも入手困難な幻の酒といわれています。

2010年代になると若い世代を中心に蔵人くらびと杜氏とうじの情報交換が活発になり、バラエティー豊かな日本酒がかもされています。

秋田県のNEXT5や宮城県のDATE SEVENなど、複数のくらが1つの酒をつくるといった試みも活発で、まだ見ぬ美味しい日本酒に巡り合う楽しみは尽きません。

次回予告

次回は日本酒のラベルに記載されている本醸造酒や純米酒、吟醸酒といった特定名称酒について解説したいと思います。

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